成田空港で台風が来た場合、空港に待機をおすすめします。
意外に安全安心な場所・・・それは空港。
成田空港が陸の孤島となった台風15号直撃の日。海外からのお客様をお見送りした後・・・。
東京へ帰れなくなりました。すべての公共交通、つまりリムジン、第3ターミナルから出ている京成1,000円バスなどの大型バスは動きません。
電気が通じていない部分があるので、信号なしの状況を自家用車の方たちは以心伝心で交差点を渡ってきます。成田空港には、たくさんのスタッフがいるので、中には近隣から通勤している方もいます。「バイクで来た」「歩いてきた」「自転車で来た・・・。」そして「遅れても、自動車で来た・・・」なんと朝出てついたのが夜中の方もいます。
タクシーは、ほとんど動かないのですが、一応朝はありました。長蛇の列でした。
そして、電車・・・JRも京成も全面ストップ。そのうち、階下へ降りられなくなりました。何しろ、朝9時には滑走路がクリアとなり、どんどん到着する飛行機から、何も知らない乗客が降りてくるのです。
一方、出発が近づく飛行機には無理してタクシーなどでやってきた乗客が出発フロアに溢れています。
ついに、非常食のクラッカーとお水が配られました。海外の方は、自分の分だけでなく仲間の分ももらうのでアッと言う間になくなりました。
コンビニでも東日本大震災を思い出すように、おにぎり、サンドイッチを中心になくなりましたが、「納豆」「めかぶ」など海外の人が???なものは残っていました。
そのうち、シュラフが配られました。とはいえ、避難したことがある身としては、空港というのは電気もあり、水道があり、トイレもきれい。そして一応しばらくは食料もありました。何より安心安全です。避難場所でよく聞く暴行事件などは起こらなかったのは、パトロールをしている警備員の方がいたからです。
実は、この缶詰にされている間に、千葉県民のスタッフの方が一度お家に帰り、停電でトイレも使えないために空港に戻ってきました。やはり、避難場所として動かなかったことは正解だったようです。