【発酵ソムリエ】深い!お酒の神様・・・松尾大社
【発酵ソムリエ】ついに行きました嵐山の「松尾大社」
京都と言えば神社仏閣が数多くある場所ですが、中でも「お酒の神様」として知られる松尾大社を訪れました。
松尾大社の酒は、米から作られ、神に誉めるための「神饌酒」として特別に醸されたもの。
神秘的な霊亀の川では、北斗七星を代表した亀が現れたという伝説が残っている平城京時代には
このエピソードにちなみ、「霊亀」という元号が制定され、松尾大社が崇敬されるようになったそうです。
ヤマタノオロチを退治したのが、松尾大社でつくったお酒ということになりました。
米から作られたこと、神饌という神に貢ぐ目的でつくったアルコールであることは、はっきりしています。
口かみ酒だった?いずれにしても、宗教と重なって発展してきたのが日本のお酒です。
(キリスト教でも修道院ですが、、、)
近くには「ツキヨミ神社」も
天照大神、須佐之男命に続く三兄弟の一人、「月読命」を祀るツキヨミ神社もすぐ近くにあります。
古事記ではあまり目立たない存在です。3兄弟のうち二人は大活躍なのに。無視されてきた存在です。
松尾大社内にも「亀」と「鯉」のモニュメントがあり、水との深い繋がりを感じられます。
霊亀の川・・・ここで、北斗七星が甲羅にある亀が現れたのだそうここで、元号を霊亀にし、松尾大社の時代を敬いました。
松尾大社ならではのお祭りと風
松尾大社の鳥居をくぐると目を向けのが船が三隻。
この船は、還幸祭の際にしか実際に使われないのです。
お神輿を担いで桂川に入り、船に神輿を乗せて対岸まで進みます。
その様子を想像するだけで、心が躍りますね。
現在も川岸の整備が進められており、次のお祭りが楽しみです。4月に行っています。
そして、そのお神輿を担いだまま、川に入って船の上に神輿をのせます。
お神輿は対岸の三宮神社までいくのです。還幸祭といいます。
今、かつら川の川岸をきれいに平らにしている工事をしています。
鳥居は二つあり、ある中の鳥居には榊が垂れ下がっています。脇勧請と呼ぶそうです。
清少納言も愛した山吹の美
松尾大社は、清少納言が『枕草子』の中で「山吹の美しさ」を詠んだ場所としても有名です。
境内は四季折々の自然が楽しめるだけでなく、歴史的な建造物にも留意。
室町時代初期に建てられたご本殿は荘厳な味わいです。
酒蔵からの貢ぎ物
松尾大社の見解の一つが、ご本殿近くに並ぶ酒樽。 壮観な酒蔵から奉納された樽酒が並んでいます。
松尾大社は歴史、自然、文化が調和した魅力的な場所です。京都を訪れる際には、ぜひ一度足を運んでみてください。
(尚、酒の資料館という博物館のとなりには、酒粕を使った漬物やもあります。)
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