【発酵ソムリエ】神奈川県のもうひとつの酒蔵も使う水にルーツがあった・・・
大化の改新からある米つくりから始まる酒の蔵が提供するレストランで久しぶりにランチ
今回は、神奈川県にある酒蔵 泉橋・・・場所は、今一番住みたい街の「海老名」です。
泉橋は、海老名にレストランを開店しました。コース料理とペアリングしている日本酒を4種類合わせてきます。
もともとは、南部杜氏が2名いたけれど、高齢者になり、株式会社である強みから若手がアイディアを出し
科学的なアプローチで様々な味の日本酒をつくっています。
生酛つくりで、糀を溶かして実直な酒造りをしています。米も、西の山田錦、新潟ルーツの楽風米(らくふうまい)
神力というお米をここ海老名でも育てています。
海老名は、駅に1/3サイズではありますが、五重の塔があり、国分寺として「大化の改新」で栄えた古い歴史があります。
その時、横須賀の窯でやいた瓦を船に乗せてこの地まで運びました。田畑を潤すために水をひき、この川の名前は「逆川」
逆さに進んでいます。つまり人為的に、畑になる方向へ深く掘り続け水を落としました。
ワークショップに参加した80才代の方が、少年時代、泳いだら10メートルの深さだったとか?
山なので深く掘らないと、水が流れません。
実際に、どのような瓦を焼いていたのか?資料館がありました。
https://www.city.ebina.kanagawa.jp/shisei/profile/tankyusha/syuzokan/1000688.html
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レストランで本格的に勉強しながら、いただきましょう。
付きだしは、豊穣の海、ワタリガニ共和え 花菊椎茸浸し
これには、楽風米の秋トンボがマリアージュです。
南三陸女川の海から さしみのつくりとハーブ
純米大吟醸 雄町 (自社栽培の雄町)
大地の恵み 秋セリと蔵王鴨の芋煮椀
マリアージュしたのは、桃色の黒トンボでした。座間産の神力です。お燗で。
メインの晩秋のひとさら 藁薫る秋さわら旨煮
同じくマリアージュは、雄町 秋とんぼですが、こちらは自社栽培の雄町。そしてリーデルの専用グラスでいただきました。
秋の吹きよせご飯 落花生や銀杏そして零余子が入っています。
おばんざいとお味噌汁つき
水菓子は、柿牛乳羹
リンゴ梅酒漬け
神奈川の酒はルーツが同じでした。そして、お米からつくっているので「のげ」という米周りのひげから「糀」ができることに
賛成はしていただいたものの、「糀」は糀屋(もやしや)で買うものであり、ワイルドに育てるのは反対だというお話でした。
その水は、前回でた寒川などの中硬質の水であり、酒造りに適していたのです。
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