【発酵ソムリエ】完全発酵茶を求めて・・・お茶の博物館(入間市立)へ

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【発酵ソムリエ】完全発酵茶を求めて・・・お茶の博物館(入間市立)へ

きっかけは、発酵茶を教えた時に参加者さんに言われた「じゃあ、完全発酵茶って何?」でした。

紅茶、緑茶、中国茶・・・いろいろあるけれど、全て「ツバキ科のお茶の葉」からできています。
その中でも、お茶(通常緑茶)を作った後にあえて菌をつけて発酵させてつくるのが、発酵茶です。

有名なところでは、プーアル茶がそうですね。かねてより、静岡でもそのように「黒麹菌」などをつけて発酵させたプーアル茶がある・・・と。
発酵ソムリエの講座やワークショップで言ってきたのです。

おさだ苑でも「発酵茶のワークショップイベント」行いました。
https://www.osadaen-honten.com/

先日の講座の中で、「でも完全発酵茶ってありますよね?」と、参加者さんに言われました。
調べると台湾を中心に紅茶のことを「完全発酵茶」と呼んでいます。

もう一度、台湾に行けないので、かわりに「入間市立お茶の博物館」に行ってきました。入間アリット博物館です。
https://www.alit.city.iruma.saitama.jp/070/index.html
(ALITとは、市民のみなさんから寄せられた多くの案から選ばれた、博物館の愛称です。

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入間市は、狭山茶のPRのためにこのような博物館で応援しています。

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お茶づくしの和定食がいただけます。健康的ですね。


島田でお茶の博物館に行ったときには、二人も学芸員がついたのですが、ここは市立なのでそのような専門家は常駐していないとのことでした。
特に、発酵とお茶???という感じでした。

構成はとても似ていて、イギリスのアフタヌーンティー、モンゴル民族のレンガ茶、中国のお茶の風習。
しかし、島田のお茶博物館の「小堀遠州」の考えた夢の茶室・・・などはありませんでした。
お茶室も外に存在しています。しかし、鍵がしまった状態です。(残念)

ひとつ注目すべきは、頼山陽などの行った「煎茶道」をとらえ、おままごとのような煎茶セットを飾ってありました。
中国では、客人が来た時に、お茶が白湯になるまで「話」と「お茶」でもてなす・・・という精神です。
http://www.omotesenke.jp/cgi-bin/result.cgi?id=29

発酵茶は、富山のバタバタ茶と四国の碁石茶および阿波晩茶をしっかり紹介していましたが、ついでに沖縄のぶくぶく茶なども紹介していました。
(こちらがぶくぶくなるのは、お米などをいれてデンプンを泡立てるものです。)

さて、完全発酵茶、紅茶のパネルをみるとたしかに、発酵(本当は酸化)をした後にもう一度発酵(酸化)を完全に行っています。
海外輸出用だったので、水分を完全に飛ばしたのでしょう。確かに、改めて試飲した紅茶は、緑茶、白茶、青茶などと違って甘いのです。
これだけ違うものという感じがします。

台湾が完全発酵茶という言葉を積極的に使っているので、「茶湯」に行きましたところ、たしかにメニューに「完全発酵茶」ありました。
キーマン紅茶正山小種です。改めていただくと深い味わいがあります。お茶の葉を完全に壊す(=低分子化)したということでしょう。

ぜいたくを言えば、ここに発酵菌がついていれば消化を助け免疫に働きかけた・・・え!?ちょっと欲張りすぎでしょうか?

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中国のお茶でのおもてなし風景を再現してあります。

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中国の本格的なプーアル茶のいろいろ、レンガ茶もあります。削って使います。

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せっかくお茶室がありますが、開いていませんでした。コロナの影響でしょうか?