【発酵ソムリエ】小川町のチャレンジングな酒蔵訪問と直営レストラン!
酒蔵ツアー解禁です! レストランも併設されていて魅力的な場所!
埼玉県の小川町は、3つの酒蔵があります。
長野県の諏訪のように密集しているわけではありません。
2013年に訪ねた「武蔵鶴」・・・今回は、「帝松」におじゃましました。
ホームページ
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直営レストランが本格的酒蔵の敷地内にあるというロケーション。
レストラン
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https://www.mikadomatsu.com/restaurant/
11:00の到着で酒蔵ツアーが開始されました。元々伏流水がいいと言う話でしたが、
石切場のあるあの秩父三山から流れ出る石灰質の多い水です。発酵を促します。
小川町は、お酒の仕込みに必要不可欠な「良質な水」にも恵まれています。地下130mから組み上げるお水は、カルシウムなどのミ
ネラル豊富な硬度の高い天然水。飲める場所がありました。
他のところの強い硬水は、鉱山系でメタル分として鉄分があります。
硬度の高いお酒は男酒と呼ばれる、しっかりとした味わいのお酒ができます。
しかし、中性的な丸みを目指し、特有な香りと旨味を持つお酒を作られています。
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ここの特徴として、通常、山田錦などの酒用最適米の話になるのですが・・・
なりません。
日本酒最適米を使用するだけでなくうるち米(普通の白米)でも
日本酒を造っています。食用のコシヒカリなどになるとタンパク質などの栄養素が
ざつみになりますが、よける方法も開発したそうです。
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もやし(糀)はブレンドしています。最初は、新潟の杜氏が来ていましたが、
途中から南武杜氏。そして、今は社長の弟さんが杜氏です。
ちなみに酒蔵ツアーをしてくれたのが、7代目です。肩書は、HPでは専務でした。
興味深いのは、国税局醸造研究所でのお勤め経験。国税局の監査室がいまだに
あるなどこの蔵は、少し違うものをつくろうとしています。
国税庁のホームページ
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https://www.nta.go.jp/taxes/sake/index.htm
酵母は、協会9号を中心に埼玉酵母、そしてワイン用酵母などでチャレンジした
ものもありました。
この蔵で、面白かったのは財務省の人が監査する部屋が残っていたこと、
昭和初期は税金の1/3が酒税。ほとんどすべては、日本酒から。
消費税も無い頃です。大蔵省も税金の出どころとして
締め付けるだけでなく、時にはもっと売れるために美味しい酒造りに助言をしていたといいます。
そのため、品質を管理するためにテイスティング用のサカヅキやコップが
たくさん置いてあります。
ところで、今は様々なものから税金を取っているので
酒税は、全体からすればたったの2%です。
(ワイン・ビール・焼酎・・・いろいろあるというのに。)
これは、驚きのインフォメーション!!!
かなり最先端な機械も導入しており、舟ではありませんでした。
しぼる機械は、ヤブタ式。空気に接する時間が少ないので酸化しません。
ティスティングタイムでは、ワイン酵母を使った褻と霽れ(ケトハレ)
最初は、バナナの香りがして甘さと酸味があいまって、複雑な味わいです。
あれ、今飲んでいるのは、ワイン?カルバドス?と思いながら最後は日本酒に着地します。
古いお酒の良さをカードゲームにした当協会。古酒を作っていたことも
特筆すべき点です。しかも、ボトルも角瓶。帝松さんは、タンクで
10年という長さで貯蔵し、スェーデンに輸出しています。
普通の食米を使っても酒米で醸したような吟醸酒も作っています。
これらの美味しいお酒とともにお食事ができるのが松風庵です。
売店の女性に「奈良漬」が美味しい、と伺ったのですが、本当においしい
奈良漬でした。帰りにお土産にしました。
塩こうじ付の鮭は、焼いて出てくるのでなく「るいべ」でした。
お庭も日本庭園で、デザートは水信玄餅と呼ばれる葛餅をいただきました。
小川町から10分ほどバスに乗りますが、田園風景や
「紙漉きの和紙の里」を楽しみながら一日ゆっくり過ごすのはいかがでしょうか?
http://www.higashichichibu.jp/hosokawashi/washinosato
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