クレジットカード導入で売上5倍の成功事例
現金って何?
現金を持たない世界が中国と北欧を中心に進んでいます。現金がないということはどういう世界でしょうか?
中国が現金と無縁になったのは、偽札が多いということがありますが、技術革新が早くその恩恵に預かったといえます。どの家庭にも固定電話という時代が中国にはありません。いきなり個人の携帯電話でした。偽札による犯罪だけでなく、泥棒、スリ、万引きなども現金があったから行われる行為です。スマートフォンで電子決済することで屋台の饅頭からレストラン、ホテルなど、支払いが可能です。
こちらは、あくまでも通貨のトランザクションは存在します。ただ、電子決済というデータに残すカタチになったというだけです。
元々、80年代から北欧を旅行するとコペンハーゲン・カードなど一枚のプラスチックカードが旅行者を自由にしてくれる制度がありました。北欧は、世界一消費税が高いのですが、それを財源に社会保障制度が充実しています。それを旅行者が払っているはおかしいという理由から、このようなカードが販売されていました。フェリー、鉄道、バス、娯楽施設、美術館、博物館、ほとんどのものが無料になるカードにはIC機能はありません。ただ、提示するだけでした。
それにしても、食事代金は当時も高かったのですが、現在は異次元に高く感じます。スノーガスボード(いわゆるバイキング)でお腹いっぱい食べても、満足できません。北欧の食事は、スーパーで買い出して、ホテルの部屋で食べることをオススメします。ただし、コペンハーゲン・カードの定時で10%程度の割引がありました。
コペンハーゲン・カード。こちらのカードは最初こそ料金を1日分、3日分、1週間分と支払いますが、一回一回の交通費も入館料もトランザクションは生じていません。つまり、カードの支払い分活用した人もいれば、活用しなかった人もいます。
結果的には、北欧でも中国と同じように一回一回のトランザクションをデータに残すことができるようになりました。その一方、サービスとしてのコペンハーゲン・カードは存在しています。
北欧は、人口も少ないので技術革新をしていくのが比較的容易です。ICカードによる決済ができるようになった今、現金を見たことがない子どもが存在しています。
こういう状況で困るのは、移民として北欧に来た人、銀行口座が開けられないという人もできません。付け加えて、現金を両替してしまった旅行者くらいでしょうか?
現金で手渡したという後が追えないのは、犯罪と繋がることも多いので、全てのトランザクション(やり取り)が残っているということは悪いことが困難になるということです。
そういう国からいらっしゃる訪日外国人は、どのような思いで日本の滞在を楽しんでいるのでしょうか?
VISAカードによると
VISAのステッカーを入り口に貼っただけで、売上が5倍に伸びたお店があるといいます。(VISA調べ)確かに、アメリカなどに行っても、交通機関は現金しか受け取りませんが、フードコートでは、クレジットカードとデビットカード以外の決済はありません。
ラーメンが人気でも、いちいちATMを探して現金を持ってこなくてはいけない訪日外国人は、クレジットカード導入を待っています。
日本インバウンド・アテンダント協会でもそれを推奨しています。