ベジタリアンへ。インバウンドの食傾向

ベジタリアンへ。インバウンドの食傾向

訪日外国人は、欧米の方もアカデミック、富裕層、セレブリティを中心に菜食主義者が少なくありません。

モスレムの方、インド人の方などアジアにはもとから菜食主義者が多いのですが、レストランの選択にはここを考えないと避けられなくなってきています。

普茶料理、精進料理はオススメです。

最近、豆腐の発酵食品Beyond TOFUが発売されました。待ってました!という感じのチーズ代替品です。秀逸なのは、充分に豆腐なのに硬さもあります。乳製品が本当にダメという方には必要です。

発酵ソムリエとして植物性乳酸菌が強いのだと分かっても、ラブレはオススメするのが、困難でした。すんき漬けを例にひいていくら菌が素晴らしくても、そのせっかくの植物由来の乳酸菌を動物性の乳製品に入れてしまうのが、海外からのお客様には許せないことらしいのです。

中には、乳製品だけOKの方もいます。

やはり、ベジタリアンがタンパク質を摂るとなると大豆。豆類なのですが、毎日納豆やテンペではあきますし、大豆ミートのハンバーグなどもありますが、チーズという発想が今までなかったようです。

普通の居酒屋で、豆腐サラダを頼んでもじゃこがパラパラかけてあったり、鰹節を飾りにしていたり、細かいことをおっしゃるベジタリアンは怒ってしまいます。

一番、気をつけなくてはいけないのが「ヴィーガン」です。彼らは、毛皮のコートを着ている人にも文句を言います。とてもアグレッシブ。

また、魚はキリスト教の象徴、魚だけはいいというベジタリアンが存在します。細かく希望をきく必要があります。

また、アップルを創設したスティーブ・ジョブズと同じくフルタリアンで、フルーツ中心に生活している人もいます。

外国人研修センターは中央省庁が行っていますが、どの国の方が来てもいいように、毎日グリーン・ベジタブル・カレーを出しています。肉類を買わないのでその分、いい野菜や果物を購入できます。

ただし、目下の課題はメニューの貧弱さ。日本人ほど、毎回毎回いろいろなものを食べる国民はいないのですが、それでも毎日同じものでは辟易してしまいます。

そこで、発酵ソムリエのレストランへのコンサルティングでは、発酵食品X発酵食品で次の味ができないか?考えてもらっています。

肉だけ食べられないベジタリアンメニュー

コチジャンとヨーグルトのソース

酒粕とかんずりのソース

味噌とヨーグルトのソース

ここにBEYOND TOFUがはいりました。

 


クシマクロビオティックは、アメリカで有名です。日本人ですが、身土不二、そこでとれたものをそこで食べるという地産地消の考えです。

また、例えば、小さな魚を一匹食べると

骨からカルシウム、内蔵からミネラルが取れますが、

肉は、それができないので全体を食べるものをありがたくいただきます。

大豆で作ったハンバーグなどを中心に作ったとしても、

下ごしらえも大変です。

丸の内、竹橋の近くにクシマクロビオティックのお料理を

出すクシガーデンがあります。

カレーやハンバーグと言うメニューを見て、

疑問符が頭に出ますが、なんと全ての肉は、大豆などからできています。

御飯も全体で食べるため、玄米です。

根菜を中心に野菜をたくさん取れます。

本来は、毎日の食事をこうしたら生活のリズムが

できてくるのですが、たった一度でも腸が休まります。

是非、リセットする目的で、こちらにお越しになるのは、いかがですか?