2017年7月16日
ゲノム界 オーバーラップしている 膨大な情報
東京大学分子細胞生物学研究所の須谷尚史先生。
ヒトゲノムを次世代シーケンサーでどんどん解析していく中で、全部が重要な情報でない
という点が「日和見菌」と似ています。
解析した半分くらいが「なんだかなあ~」というゴミみたいな
ウィルスみたいな連中だということが分かっています。
これは、キッコーマンですが、麹菌をゲノム解析したのは、ヤマサ醤油です。
微生物、細菌をゲノム解析するのもさかんに行っています。
ヒトゲノムで元々持っている先祖からの私達の身体に関するお手紙を読み解き
私達の身体を包み込む微生物の働きをも読み解こうとしているわけです。
先生のお話で思い出した「第六の
臓器」という考え方。身体の(特に腸内)にな細菌叢があり、これがなければ
私という存在はないのです。この細菌叢が脳内物質を作り出し、欠乏すると
脳がメンタルの症状を発し、私という個人の人生が変わってしまうのです。
これは、ヤクルトの化粧品です。
先生は、皮膚常在菌に着目して今、ヒトの皮膚の上にいる細菌叢を
研究しているそうです。
TEDで紹介されたアクネ菌がインディオにいないという事実は
否定しないものの「日本人、欧米人の皮膚はアクネ菌を中心に
形成される菌のコロニーが正常である状態が望ましい」のだそうです。
あなたも「菌とともに生きる」ために、何をしますか?