2019年11月13日
食中酒の日本酒・・・サイズも中位なのですが、華やかさがあります。
袋井にいた静岡の研究員、河村傳兵衛先生が発見した「静岡酵母」は、おさだ苑の発酵茶で習ったわけです。そこでずっとお話が何度も出ていた「静岡酵母」・・・熱に強いんでしたね。
今回は、大吟醸などの吟醸シリーズでは、全て「静岡酵母」が使われているのでマスカットのようなフルーツの香りがします。吟醸は、例のコップ型の漉し器でパラパラとふりかけていました。
普通種は、神戸ほどではありませんが、機械化して大きなホースの中を通す近代的な施設。近代的な一面などはあるものの、中くらいのサイズ酒蔵が室でどのように醸しているのか???
知りたいところです。
もっと小さなところでは、麹室にいれる木箱(13インチ?)にこうじのついた蒸米を両手で均一に畝を作る作業をします。あのお作法のようなことは、わりとざっくり。大きな板の上で手でほぐしているだけ?(吟醸では、似たような木箱でお作法をしていました。)
こちらは、「協会酵母」を使っています。また、こうじの付け方も普通種は、灘と同じ噴射でした。
ビデオを15分間見せてくださった後、歩いて、貯蔵庫にいきます。日本では室や、発酵タンクを見せるのは危険ということになっています。
花の舞・・・、美味しいのは磨きを60%、50%、45%・・・・と磨きがあり、そのクズを「赤」「中」「白」と読んでいました。
赤とは、玄米の赤く見える部分・・・家畜の飼料にします。やや赤が残った中・・・こちらも家畜の餌にします。
白は、デンプン(心白)なので、せんべいやあられの原料にしてアウトソース。
そして、様々なコラボを今、行っています。近くの酪農業とくんで「ヨーグルト酒」そして、静岡の果実をピューレにして果糖もあるので、瓶内二次発酵で、シュワシュワにしています。今回は、ゆずでした。
代官山のフレンチとコラボしたものは、ワイン酵母(ぶどう酵母)でかもしたAzaleでした。味は、華やかで香りも華やかで、日本酒ではなく違うお酒になっています。
ずっと酒蔵見学を予約して代金を払って・・・というところが続いたので、ここまで無料だったことに感謝し、お買い物をして帰りました。
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