2018年10月3日
「酒の醗酵」カードゲーム体験談。
2018年9月18日
流石皇甫
実施日:2018年9月8日(土)
場 所:かもし堂
人 数:4人(流石含む)
1.事前学習
ディーラーとして、「端的に理解しやすい話言葉」「くどい説明をしない」「興味を持続させる雰囲気作り」を意識し、進行しやすいように各カードの説明文を用意しました。
「白米」:山田錦、五百万石、美山錦など酒作り専用の米(酒米)を使用している。
「心白」:白米表面の脂質(あぶらしつ)や雑味の原因となるたんぱく質を除去します。
白米全体の30~50%削ってしまいますので、日本酒の原料からして、コストアップしてしまいます。
「麹」:米・麦・豆に種麹を植付けて、繁殖させたもの。
「国菌・麹」:米のでんぷんを酵素アミラーゼで糖質にする。
「酵母」:酵母菌と言い、糖分をアルコールに変化させる菌のこと。
「静岡酵母」:静岡県工業試験場醸造研究室で実用化された酵母で、治自体開発酵母と言われており7種類ある。特徴は香りが華やかで、日本酒の液がきれいで丸く感じる酒質です。
「日本酒」大きく純米酒のグループ、本醸造酒のグループ、その他のグループがあり、米・米麹だけで製造したのが純米酒のグループ。
醸造用アルコールを添加したものが、本醸造酒のグループです。
「添加用アルコール」;ビート・イモなどのでんぷん質や当分を含む物から作られたアルコールのこと。香りが高くスッキリした味になります。また乳酸菌の増殖を除きます。
「吟醸酒」低温発酵して作られているので、熱燗はしないでください。
「洞窟貯蔵」:新酒の中身のアルコールのイメージは、大きな風船(アドバルーン)みたいにポヨポヨツンツンしています。水分子と相性が悪くなかなか馴染まない。そのアルコール分子を小さくさせれば、まろやかで口当たりが良いお酒になるので、超音波を当てたり洞窟で貯蔵したりして、付加価値を高めています。
「洞窟酒」:栃木県那須 「東力士」の名称で販売されています。
2.ゲーム中
外国人の方が1人おり、日本語ボキャブラリーが不明で不安がありました。また参加者の醸造関係のワードの認知度合いが不明でしたので同じく不安でした。※北欧の方で日本語は、かなり上級の方でした。
(英語の説明をいくつかしましたが、基本、必要ないとのことでした。)
解説・説明しすぎないように注意して、カード説明・ルール説明をし、参加者の方が真剣に聞いていただけたのが幸いし、険悪な雰囲気にならなくて良かったでした。
険悪な雰囲気:ゲームへの興味関心が薄れ、ゲームに対し消極的になる状態
3・ゲーム後の感想
説明・ルールを覚えたつもりでも、スムースに進行出来ませんでした。
何度もイメージトレーニングするべきだと感じました。
また、カードを説明するためにおさらい・調べをする機会が出来たので、発酵への興味が増し大変有意義でした。身近な友人とゲームをしてみます。
以上
あまざけ