メジュを作るように味噌を作る諏訪地方の例

メジュを作るように味噌を作る諏訪地方の例

覚心和尚が、中国に渡って、直接糀の味噌をもらってきたはず・・・。

松本でフィールドワークした時に、「味噌神社」に立ち寄り、覚心が直接、中国で麹を使った味噌をもらってきたという説明をうけました。

場所は、「信州味噌研究所」。ところが、フライトがない当時、和歌山県に漂着し、そこで味噌が根付き、醤油になるまでにずいぶんのときが経ちました。和歌山の醤油は、くろしおにのって、銚子や野田でお醤油となります。その例に沿って、味噌もくろしおにのって、千葉に来たのでは?と言われています。

肝心の覚心、長野には戻ってこれなかった・・・。では、お味噌はいつ誰が持ち込んだ?甲斐(山梨)の武田信玄が、銚子の家臣を連れて長野に入って、ようやく長野は味噌を作り始めたそうです。

しかし、その糀の味噌とは、別に各地にある韓国式のわらで味噌玉をしばって吊るす方式があります。麹の味噌が入ってくる前に大陸から入ってきたのかもしれません。

https://www.takeya-miso.co.jp/

タケヤみそには、それがあるというので本社の藤森常務取締役にお尋ねしました。そうすると、タケヤみそに伝来するメジュ・・・。夏だけのもので、冬に行った私は見ることができませんでした。夏だけ?韓国では、メジュの仕込みは、まさに11月から始まります。

夏だけの理由は、その味噌玉(しかもキュービック!韓国と同じ)に様々なカビが生えるようにします。そして、洗うのです。そんな様々なカビでいろいろな菌によって低分子化した大豆は、熟成させると・・・・なんと真っ黒。味は?ワイルド!乳酸菌です。

ひと味ちがう、タケヤみそは、確かに他とは違う手法のメジュ方式がありましたが、通常の信州味噌もおつくりになっています。

それにしても、別の研修事業で、出会った方も「藤森さん」タケヤみその常務取締役も「藤森さん」諏訪のアンバサダー「オリラジの藤森さん」

そして、地元の人に教えてもらったのは、「オリラジの藤森さんのお母さんも藤森さんのタケヤみそでその昔、働いていた・・・」のだそう。
※都市伝説???

藤森さんだらけの諏訪でした!!!常務取締役、ありがとうございました。

 

小さな袋は、工場見学などするといただけます。一味違います。

こちらがメジュで作るタケデン。タケヤで伝統的に伝わってきた味噌。

大豆を煮る時に、使っていた釜です。迫力!