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里山という財産。今そこにある自然で稼ぐ!

里山に連れていく

訪日外国人に嫌われる言葉に「日本は、四季があります」「日本には自然があります」というコメント・・・。どこにだって、あるよ!と何回言われたことでしょう。

英語を勉強している人が理由を尋ねられると「日本は特別だから」とすぐに言うのと似ています。うまく説明ができないけれど何か特別なものがありそう・・・ということです。

日本の自然を観に来る中でも桜、紅葉のシーズンは外せません。しかし、国民性をみるとロシアの方だけは、自然よりも繁華街を歩くほうが価値はあると思っています。地方の方が、自然を観に東京に来ないようなものでしょうか?

せっかく日本に来たから、日本人と同じことをしたい・・・というリクエストが多いので是非、桜の下でお花見をし、紅葉の中で散歩をして紅葉狩りを訪日外国人と一緒に楽しんでください。

子ども達がいる時は、昔ながらのシロツメグサ、あるいはレンゲの冠や落ち葉のネックレス作りなど定番の遊びが意外にウケます。理由は、あまりこのようなことを子どもにさせていないという理由があります。ただし、中国人の親御さんの中にはこういう情操教育的な時間を無駄と考える方もいますので、事前に説明する必要があります。

植物を観光資源と考える

桜、藤の花、蘭、紅葉、盆栽・・・何故、日本の自然が喜ばれるのか?それは、プレゼンテーションとも関係してきます。桜は、蝶々夫人のオペラを見てもわかるように欧米にもあります。ただし、それが「花見」というイベントで楽しむことができるというご提案が大切です。蘭を入れましたが、毎年東京ドームで行う「国際蘭博覧会」は訪日外国人を連れて行ったら、かなりインスパイアーされたと言います。蘭は、熱帯地方の植物ですが日本人の技術で全く違うショウに変えてしまっているのです。

盆栽

フランスで庭、といえば幾何学模様にするために樹木を切り取っていきますが、イギリスで庭と言うと?日本に近い自然を生かしたものになります。一方、コンパクトな空間を作るという差別化ができているのは、日本なのです。その点で盆栽は秀でています。イギリス人に言わせると植物に対して体罰を与えている・・・のだそうです。盆栽のワークショップでは、できるだけ生徒である訪日外国人の方々に自由に作品を作ってもらってください。決まりきった作品を画一的に作るのを嫌います。

お華

フラワーアレンジメントと似て非なるものとして、お華があります。是非、お華を習ったことがある方は流派に関係なくワークショップを開いてはいかがでしょうか?植物なので自国に持ち帰る時は、切り花として検疫に申告する義務があります。しかし、作品になった時に写真を撮るだけでもいい「体験」になります。

日本庭園

アメリカの西海岸で戦後一番成功した日系人は庭師。日本庭園を作ることができるというのは、スキルです。枯山水庭園を見せるだけでも訪日外国人は驚きます。足立美術館に足繁く通っている外国人観光客が少なくありません。ここで、キーワードである枯山水、借景、わびさび・・・などをお伝えすると喜ばれます。

神社仏閣を廻るだけでも自然に触れる機会になります。特に、遠い観光地に行かなくても近くのお寺や神社でも充分です。小さな日本庭園として紹介できます。お墓参りに連れて行っただけでも喜ばれたという方がたくさんいます。宗教が関係しますので、事前にお断りする必要はあります。仏花が他の花でなく菊などを選ぶ理由やお参りする手順、マナーなどを紹介するだけでも喜ばれます。

まだ、行っていないニッチなサービスとしては、ここに「体験」を用意する必要があります。しかし、土を持って帰国することができませんので、植林を勧める会社があります。次回来るまでに私達が責任をもって育てておきますね・・・。と言うサービスです。

橋を渡る体験

中国、カナダ、そしてスイスでは、山の上に透明な橋を作るのが流行っています。最近、日本でも三島にスカイウォークという長い吊橋ができました。一方で、昔ながらの切れそうなロープの吊橋が人気を博しています。

また、北海道にわざわざ雪を見に行く東南アジア諸国の方は少なくありません。中国の方が北海道に様々な施設を作ることに投資していますし、オーストラリアの方がセカンドハウスをニセコに建てています。

温泉

日本にきてやりたいことベスト5に入るのですが、入れ墨の問題があり、課題を残しています。星のやにニュージーランドの役人が来た時に、タトゥーを文化にしている国の来賓とあり、上からシールを貼っていただくなど対応をして全員にお入りいただきました。別府温泉に来ているアジアの訪日外国人も火山が沸かした天然の温泉、成分に大満足しています。前述の北海道。雪の中で熱い温泉に入ることができる、動物も温泉に入る・・・どの項目も観光になるアイテムです。

種や果物

種や果物を持ち帰るのは、注意が必要です。果物の美味しさを体験していただくだけというのは簡単にできますが、持ち帰るのは果物によっても温度差があります。

海外に果物などを持ち出す場合、持ち込み先の国や地域の法律に従わなくてはなりません。どこの国に帰るか?ということが重要です。異国の植物の種などを持ちこむことを制限して、自国の生態系が崩れることを防ぎ、病気や害虫の自国での蔓延を防いだりするためです。インドネシアやタイでは多くの品目で「植物検疫証明書を添付すれば輸出可能」となっています。

果物や種を販売したい会社側が植物検疫証明書は、植物防疫所あるいは「NACCS植物検疫関連業務(APS)」を通じて申請しておくと訪日外国人が購入しやすくなります。

柿は、日本語の柿が世界で通用しますので、同じ大きさで揃えたものを箱で買っていく人がいます。桃は美味しいのですが、前述の書類の取得が困難です。

日経新聞社によるデータ「外国人観光客、どこへ行く? 何を買う?」が参考

空気

まだ、綺麗な空気が吸えない、インドや中国の都市から来た方にはこの日本の空気がいいと言われます。是非、里山などに連れて行くことを推薦します。空気を褒めるところは、水も汚いことが多いのです。是非、日本の空気と水の良さを感じられる場所にお連れください。

登山

日本が誇る富士山。私は海外の研修センターでインドネシアの方に目標設定のクラスで、大失敗をしたことがあります。富士山と同じくらいの山がインドネシアにもあると聞いていたので、「登ったことを想定して!」と伝えたところ、たくさんの参加者から抗議されました。実は、そのインドネシアの山はジャングルに囲まれているので簡単に登山ができません。

改めて、日本は登山のために用意された山がたくさんあり、東京から日帰りや1泊で行ける利便性に驚きます。また、この登山用のグッズや服も人気があります。逆を言えば、富士登山をするのに、ゴム草履ではいけないという常識がありません。ひとつずつ教えていく必要があります。

鮎が食べられる、釣りができる、BBQができる・・・など意外にイベントがたくさん行いやすいのが川です。滝壺に岩場から飛び込むということでもアクティビティになります。また、カヤックや舟遊びなども訪日外国人にウケます。山と一緒に楽しめるという点でも沢登りなどが人気です。

海水浴場も大変整備されています。特に、海の家で行われる音楽系のイベントは言葉が関係ないので欧米の方には、大変喜ばれます。海を見たことのない方もいます。ただし、意外かもしれませんが、中国人の方には、日傘や顔を隠すマスクをご用意し、東南アジアの方々は日焼けが怖いので夕方、薄暗くなってから建物からでてくるという調子です。とにかく日焼けが怖いのです。また、日本人ほど水泳を強制的に教えていないので全く泳げない方も少なくありません。

自然は、山からも海からもチャージをされません。「体験」を考えれば一番手軽にリーズナブルにご提供できます。