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民泊成功事例 空いてる部屋で副業開始!

現在、日本は2400万人の訪日外国人を受け入れていますが、政府は20年の東京五輪・パラリンピック開催時に4千万人の訪日客を誘致する目標を掲げています。

訪日外国人のビジネスで「通過するだけ」と「滞在する街」では売上が10倍違うのですが、滞在するために個人がお役に立てる時代が来ているのをご存知ですか?三井住友トラスト基礎研究所によると、すでに東京では宿泊施設の1割に当たる1.7万件が民泊施設になっているそうです。

国会では民泊新法が通りましたが、行政の市条例などが先になりそうです。いずれにしても民泊特区の大田区が既に行っているガイドラインがそのままスライドします。部屋ごとに届け出を出せばどなたでも行うことができるようになります。

日本の玄関、羽田空港国際線到着ロビーには、大田区の観光案内窓口があります。ここで、「お泊りするところはホテルですか?民泊ですか?」と案内係が聞いていることがありました。民泊をオススメしているのが伺えます。

現在、民泊で副業をしている30代男性のKさんは、自分の住む2DKの一部屋を外国人観光客に提供しています。一番大変なのは掃除、特に水回りに気を使うそうです。しかし、数年前に出版された城繁幸著「7割は課長にさえなれません」の内容を例に引き、この先ご自分の昇格がいかに難しいか、と説明します。民泊の収入は安定した副業となっています。

大田区ではない場所でビジネスをされていますが、この点については?AirBnB側は、「ホスト側が自分の自治体に聞いてから始めているというスタンスで行っている」という説明でしたが、Kさんは違います。

Kさんによれば、他の人もそうですが、もし現時点で行政指導が入った場合には保健所に届け出ます。つまり、これから行います、と説明するそうです。旅館業のてびき東京都福祉保健局にやり方は、詳しく載っています。

AirBnBのサイトをみれば日本中で民泊をしているということがわかりますが、行政はこれを虱潰しにはしていません。あくまで警察や保健所にクレームがたくさん行き、その物件が契約の段階でそのようなことをしてはいけないという文言が書いてある場合のみ民泊解除を申し出られることがあります。

逆に言えば、誰にもクレームをされない安心安全な民泊ビジネスを心がけていれば奨励しているとさえ思えます。

以上の民事的なトラブルは規制緩和が進めば小さな問題かもしれません。

刑事的な問題を考えましょう。民泊のトラブルは、むしろ宿泊客がトイレを詰まらせた、花瓶を割ったというようなことですが、その点はAirBnBが損害保険をつけています。誰かをなぐった、急病になった・・・落ち着いてください。その方が日本人でもあなたは同じことをします。警察や救急車です。そこから、その宿泊客が保険に入ってなかったなどということは、あなたが関与することではありません。

駅から少し遠いので歩いてご案内することもあります。中国からの観光客と待ち合わせをしたら、駅で発覚したのが、小さな子連れだったということもありました。また、東ヨーロッパからの女子大生は、一週間の滞在で部屋の中のレイアウトを勝手に変えてしまいました。

女性が泊まることがある、ということでIDをどのように調べているのか?聞きましたが民泊サイトのAirBnBがパスポートチェックもしています。また、泊めているKさんの身元も口コミで書かれますので、「悪いことはできないようになっている」との説明。また、お互いに気に入らない場合、相手を拒否することもできます。

ある時は、アメリカ人がホームパーティーと言い出して、ピザとビールをご馳走してくれたこともあります。同じ空間をシェアするタイプの民泊ではよく起きることです。

Kさんは、多少のトラブルもあるけれど、駅前留学をして尚且つお金までもらえる!という点で民泊は最高、と言っています。サラリーマンの副業としては理想的ですね。

民泊よりも古くからあるサービスで、無料で宿泊を提供するサービスがあります。カウチサーフィンを昔から使ってきたというホストのCさんは、有料のAirBnBにしても未だに家族ぐるみのサービスを提供するスタイルを変えていません。

フランスから来たゲストの女性には、浴衣を用意して、近くのお祭りに連れていき、食材を買ってきて、家で一緒に夕食を作ります。夕食後は、花火大会をして子どもの宿題を一緒にやってもらったり、全くの留学生のような扱いです。翌日は、自転車で街の中をガイドして周ります。もちろん、公園についたら、お弁当箱のランチを一緒に食べます。カウチサーフィンをしていたのは、ここまでやっても英語で会話ができることが大きかったそうです。語学学校の駅前留学などと比べても安いからという理由でしたが、英語を学びたくない他の家族に不評でした。

AirBnBという民泊が流行する前に、このカウチサーフィンという無料民泊制度がありましたが、(現在もあります)日本では爆発的な人気とはなりませんでした。理由は、日本人があまりにも真面目におもてなしをしすぎるためです。無料でとことんやってしまうために、本業が疎かになったり、他の家族からのクレームが出たためです。

何時に玄関に来て、何時に食事を一緒に作りましょう。一種の制約は苦痛に感じる人もいました。もちろん有償民泊でも同じように家族ぐるみでおもてなしをしている方々もいます。まるで、異国の息子か娘が来たように、車で観光名所を一緒に巡り、スーパーで買物をして河原でBBQを作るというものです。前述のCさんのようにゲストとの関係性がプライスレスだと思えば、価値のあることでしょう。

カウチサーフィンから民泊に切り替えたCさんご一家は、オランダ人の女子大生がひと夏を一緒に過ごしてくれて毎日がとても楽しかった、と写真を人に見せて懐かしんでいました。収益になれば、家族も理解してくれた、と言います。

先程のセキュリティに関連しますが、各部屋に鍵をかけている場合もありますし、玄関だけは共同の鍵にしているお宅もあります。

台湾の方とカップルで、一軒家を改装してたくさん泊めている方もいます。個人のスペースはベッドだけですが、シェアハウスのような賑やかさで若い方にはウケています。ただし、文化の違いで、パック牛乳を共同で使う冷蔵庫に名前を書いておいても翌日には誰かに飲まれてしまいます。この程度の小さな問題解決をオーナーであるあなたに任せられることも少なくありません。

しかし、中華系のゲストはお値段に敏感ですし、オーナーに中国語ができる人がいると分かれば自ずと人気がでます。

このシェアハウス型で人気なのが、アニメや漫画の好きな人が集まるというテーマを決めている場所です。イベントもあります。関連グッズを販売したり、スライドショーがあり宿泊者の興味を集めています。

「体験」をするためにこの民泊を選んだという宿泊者は、泊まりなので遅くまで話し込んでも帰る心配がないのです。この民泊のオーナーもターゲットをアニメや漫画が好きな方と決めて、「体験」できるイベントを次々とご提供しているのです。

人気の民泊になれている原因は、コンシェルジュのように細かなリクエストに答えているからです。大物外国人タレントのチケットをとってほしい、鮎の20センチ以上のものを食べたい、小顔にするゴッドハンズのエステに行きたい・・・、様々なリクエストが出てきます。

また、ビルごと民泊施設にし、清掃スタッフを雇ってビジネスとして行っている方もいます。全く一棟が民泊施設になれば問題は少ないといえます。特に気に入ってもらえるとコンスタントに口コミで継続的に使っていただけます。家賃収入では月に5万円程度だったお部屋が一泊6,000円でも30日分では、かなりの違いに成ります。混在している場合、これが一番問題になりやすいのです。住居人と混在しているマンションですとクレームが多発する案件です。ゴミの問題はとても難しく、ほとんどの訪日外国人はゴミの出し方は1回の指導では、理解できません。

マンションごとの民泊ビジネスをされる時は、リスク管理体制が非常に重要になってきます。

無料で宿泊という考え方ですが、労働を提供してもらえるならば、人財確保に宿泊くらい無料でもいいという方もいます。WWOOF(ウーフ)というのは、有機農園で働くことを条件に、農家が宿泊場所と食事を支給する仕組みで、山梨県などが取り入れています。

是非、コンプライアンス対策をお考えの場合、日本インバウンド・アテンダント協会のセミナーを思い出してください。