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リクエストにお答えしてカクテルセミナー開催!

発酵ソムリエとして、アルコール発酵を発酵と位置づけているので、カクテルを重要視しています。理由は、観光の目玉に成るからです。

特にJALのCAは全員、ファーストクラスでお出しするためにカクテル作りのプロとして訓練を受けているのでスタッフを集めるのが他のことに比べると比較的楽です。フルーツの切り方も様々あります。参加者のひとりに、発酵ソムリエとして、発酵食品は身体にいいと言いつつ、アルコールを飲むことをオススメする矛盾を聞かれました。

 

しかし、アルコールで生まれるコミュニケーションや絆づくりは、長寿の要因でいいものとされています。バランスが大切だと、考えています。

 

欧米のグループの方のために、米焼酎も登場するカクテルセミナーを行いました。今回のテーマは「スピリッツ、特にウォッカ」アルコール度数の高いスピリッツです。レジュメは渡されますが、5-6名のグループにひとりのスタッフがつき、器具それぞれの使い方を教えました。特にシェイクは、基本(上にあげ、水平に投げ出すように振って一回)と応用(8文字を描く)の二種類を教えてもらい、実際に行いました。このカクテルセミナーのためにシェイカーというシェイカーを集めました。また、ボストンシェイカーという半分はガラスのコップという珍しいシェイカーも拝見しました。次は、一番難しいステアですが、グラスに当たることなく氷を溶かしすぎず回すという体験をします。最終的に自分の作品を作ったものをストレーナーに通してカクテルを作ります。

 

カクテルにはロングという丈の長いグラスに氷を入れるようなタイプのものとカクテルグラスに氷をいれず7部目まで注ぐような量の少ないショートカクテルがあります。しかし、グラスの長さというよりは、飲む時間だということです。ゆっくり氷が溶けるのを楽しみ飲むものと短い時間で冷たいうちに飲んでいただくという意味でショートタイムで楽しむものがあるということでした。

本来は、イギリス海軍の酒ジンで作る一杯目のカクテルはホテルオリジナルでウォッカを使いソルティドッグを作る経験をしました。揺れる船の中、水平はヤシの実を包むシュロという樹皮の部分で甲板をこすります。波が彼らを時々打ち付け塩だらけになります。その様をしょっぱい犬と言ったところから、彼らが好んで飲んだものをソルティドッグと言った、と言われます。絞るグレープフルーツは、あらかじめ湯むきされ凍らされてありできあがり直前に切ってジューサーに入れて絞ります。作るカクテルのエッジにレモンの絞り汁をつけ岩塩をまんべんなくつけます。計りで40ccウォッカをそのグラスに入れます。

先ほどのグレープフルーツを一杯氷入れたシェイカーに入れます。そしてシェイクを10回ほど行います。できあがった冷たいジュースをストレーナー越しにグラスに注ぐとカクテルのできあがりです。

 

ジンとウォッカの違いは、ジンはウォッカを作った後にジェニパベリー(ねずの木)で香りづけをします。ウォッカは無味無臭ですので、何にでも合わせることができ、別名レディキラーと言います。酔っていることがわからずにアルコールを飲んでしまうからです。

 

今、このジンがクラフトジンといって人気を博しています。日本のクラフトジンや米焼酎もテイスティングしてもらいました。

 

二杯目はシーブリーズを作ります。これは、ロングあるいはショートカクテルを選ぶことができます。自分はショートで作ったのでウォッカ、クランベリージュース、グレープフルーツジュースをそれぞれ20ccです。やはり氷を一杯入れたシェイカーに入れ10回のシェイクでできあがります。海吹く風というイメージですが、クランベリーがよく飲まれるアメリカ生まれのようです。